むーちゃんとママの保護猫活動とPR仕事日記

日々のボランティアや仕事の話などなど

かわいいかわいいサニーちゃんのこと

習慣化するまでブログを毎日更新すると決めたので、予定していた投稿は書き終わらなかったので諦め、以前Facebookに投稿したものをアップします。

 

サニーちゃんについてご紹介です。奄美大島で「ノネコ」として捕獲されたサニーちゃんが我が家にやってきたのはとても晴れた夏の日でした。そこで、奄美大島にある佐仁(サニ)海岸とSunny(晴れた日)をかけて、サニーちゃんと名づけました。

うちに来た当初は痩せ細っていて、ノミやノミ死骸やフンにまみれていました。でも最初からナデナデできる可愛らしい小柄な女の子でした。獣医さんにも「この子はもっと毛が伸びてかわいくなるよ」と宣言され、お世話を続けていたらあっという間に中毛ゴージャスなきれいなサビ猫ちゃんになりました。

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(この2枚は我が家に来てすぐ)

 

本当はずっとうちにいて欲しいくらいかわいかったのですが、むーちゃんとリルがサニーちゃんのことを追いかけ回すのがかわいそうで里親探しをスタート。むーちゃん、リルは新入りにいじわるなんです。エプは、食いしん坊同士毎朝ご飯を争っていました。この時期、サニーちゃんに毎朝5時に起こされて眠かったです笑

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(左がサニーちゃん小柄です)

 

サニーちゃんは譲渡会でも他のボランティアさんに「かわいい、かわいい」と言われ(本当にかわいんです)、うちに来て4カ月半でトライアル決定。ただ、正式譲渡が決まるまでトライアル開始から1ヵ月半かかりました。

 

トライアルから正式譲渡まで時間かかったのは、お届けしても治らない粗相とお届けしてから始まったサカリのような大きな鳴き声の影響です。サニーちゃんはさくら耳(去勢避妊済の印)ではありますが、ノネコ対協の書類に「卵巣が残っている可能性あり」と記載され、通常の避妊手術(卵巣摘出 or 卵巣&子宮の全摘出)ではなく、TVHRという特殊な術式が執られていることが原因ではないかと大先輩のベテランボラさんが気がつかれました。TVHRという術式で手術された猫は、生殖能力は失われるものの、卵巣を残すことで生殖ホルモンの分泌が促されるため、発情行動が出ます。雄猫の場合は睾丸の摘出ではなくパイプカットのみ施され、同じく生殖能力は無いものの発情行動は残ります。


これは、不妊化により猫の数をおさえるのと同時に、手術済みの猫が発情行動や縄張り争いを通じ、負傷したり感染症に罹患することで、成猫の数を減らすことを意図した術式だと教わりました。実際、獣医師さんに開腹していただいた結果、2つの卵巣と全て切除されているはずだった子宮の一部も残っており、その3ヶ所にはいずれも嚢胞ができていました。そのまま放置していたら病巣になっていたとのことです。

 

2回も開腹され、慣れないエリザベスカーラーや術後服を着せられたサニーちゃんは、術後ぴたっと粗相と激しい鳴き声がおさまりました。そして、ついに年明けすぐ正式譲渡の申し出をいただきました。


とにかく人懐こくて、人間の食べ物も大好きな食いしん坊サニーちゃん。里親さんにとてもかわいがられています。
このまま里親さんのもとでずっと幸せに過ごせますように。

サニーちゃん幸せにね❤️

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(しばらくしてゴージャスになったサニーちゃん)